お茶とのブレンドの要点とひっかけ(ハーブ検定 論点テキスト)
ハーブ検定1級・2級の「お茶とのブレンド」にあたる3論点を、要点29本・ひっかけ13本にまとめました。
最終更新:2026年10月18日
※本ページはアプリ製薬が独自に作成した非公式の読み物です。日本ハーブセラピスト協会を代表するものではなく、公式の文章の転載でもありません。ここに記載する内容は医薬品的な効能・効果を示すものではありません。体調や症状に不安があるときは医療機関にご相談ください。 検定の出題範囲・受験の情報は、必ず日本ハーブセラピスト協会の公式サイトでご確認ください。
このページの論点
紅茶・緑茶・烏龍茶とハーブのブレンド(割合・蒸らし・湯温)
紅茶・緑茶・烏龍茶とハーブをブレンドするときの割合・蒸らし時間・湯温の考え方が問われる。
要点
- 玉露はぬるめの湯でゆっくり淹れて甘みを引き出す。ブレンドでもベースの茶の適温に合わせて湯温を決める。
- 紅茶をベースにする目安は紅茶6〜8割・ハーブ4〜2割で、紅茶を7割にすればハーブは3割程度になる。
- 紅茶とハーブのブレンドの蒸らし時間は、目安として3分以内にとどめる。
- ペパーミントは香り立ちが強いため、紅茶を主体にして、香りづけとして少量から加えて調整する。
- 緑茶にレモングラスを合わせるときは、ベースの緑茶に適した湯温に合わせ、茶葉側の甘みを損なわないようにする。
- ベースを決めておくと、アクセントの量を変えたときの結果が読みやすく、再現もしやすい。
- 烏龍茶は酸化の程度に幅があり、緑茶に近いものから紅茶に近いものまであるため、風味の強さに合わせて配合を変える。
- 紅茶ベースで香りが弱いときは、蒸らし時間は短めのまま、ハーブの配合量を増やして調整する。
- お茶とのブレンドは、日常的に親しまれている飲み物にハーブを無理なく取り入れられる点に意味がある。
- アイスで供するときは氷で薄まる分を見込み、茶葉やハーブの量を増やして濃いめに抽出する。
ひっかけ
- 蒸らしを長くすると、ハーブの香り成分が化学変化するのではなく、紅茶のタンニンが出過ぎて渋みや苦味が強くなる。
- 柑橘系のハーブを合わせても、香りを出すために紅茶の蒸らしを長くしない。蒸らしはベースの紅茶に合わせて短めに保つ。
- 紅茶にローズの花びらを加えても、紅茶のカフェインは中和されず、10分以上の蒸らしが必要になるわけでもない。
- 緑茶は沸騰した湯で淹れると決まっているのではなく、種類によって適した湯温が異なり、湯温は茶葉の味にも影響する。
- 烏龍茶は半発酵だからといってカフェインを含まないわけではなく、微生物発酵でもないので生のハーブとも合わせられる。
お茶の分類(不発酵・半発酵・発酵・後発酵)
お茶の原料と、不発酵茶・半発酵茶・発酵茶・後発酵茶という分類、およびそれぞれの代表的なお茶が問われる。
要点
- 緑茶・烏龍茶・紅茶は、いずれもチャノキ(カメリアシネンシス)の葉から作られ、製造工程の違いで呼び名が分かれる。
- 不発酵茶は酸化を進めずに作るお茶で、煎茶・玉露・番茶・碾茶などの緑茶が含まれる。
- 緑茶が不発酵茶になるのは、摘んだ生の葉をすぐ加熱して酸化酵素の働きを止めるためである。
- 烏龍茶は青茶とも呼ばれ、酸化を途中で止めて作る半発酵茶である。
- 紅茶は茶葉の酸化を最大限に進めて作る発酵茶である。
- 緑茶・烏龍茶・紅茶でいう「発酵」は、微生物ではなく茶葉自身が持つ酸化酵素の働きによる変化を指す。
- 後発酵茶は、カビ・酵母・乳酸菌などの微生物の力で茶葉を発酵させて作るお茶である。
- 日本の後発酵茶には、碁石茶・阿波晩茶・石鎚黒茶・バタバタ茶がある。
- 抹茶は、不発酵茶の碾茶を石臼で挽いて粉状にしたものである。
- ほうじ茶は茶葉を焙じて香ばしい香りを引き出したお茶で、微生物による発酵は行われない。
ひっかけ
- 紅茶と後発酵茶は、どちらも酸化酵素や微生物で発酵させるのではなく、紅茶は酸化酵素、後発酵茶は微生物という仕組みの違いがある。
- 煎茶・玉露・碾茶・番茶はいずれも不発酵茶であり、玉露や碾茶が半発酵茶、あるいは後発酵茶に分類されるわけではない。
- ハーブティーとお茶は抽出時間・湯温・産地で呼び分けるのではなく、チャノキの葉を使うかどうかで呼び分ける。
- 微生物の力を借りる碁石茶は不発酵茶ではなく後発酵茶であり、烏龍茶の酸化を途中で止める点とも区別する。
カフェイン濃度と摂取目安(厚労省・各国)
厚生労働省の資料に示されたお茶・コーヒーのカフェイン濃度と、各国が示す摂取の目安、過剰摂取への留意点が問われる。
要点
- 厚生労働省の資料では、コーヒー(浸出液)のカフェイン濃度は100mLあたり60mgと示されている。
- 紅茶の浸出液は100mLあたり30mgで、コーヒーの60mgの半分ほど、せん茶などの20mgよりは高い位置づけになる。
- せん茶・ウーロン茶・ほうじ茶は、いずれも100mLあたり20mgと同じ値で示されている。
- カフェインの一日摂取許容量(ADI)は、個人差が大きいことなどから、日本でも国際的にも設定されていない。
- カナダ保健省は2010年に、健康な成人のカフェイン摂取量の目安を1日あたり400mgまでと示している。
- 妊婦の目安は、英国食品基準庁(2008年)が200mg、カナダ保健省(2010年)が300mgと示している。
- 世界保健機関は2001年に、妊婦はコーヒーを1日3〜4杯までにするよう示している。
- カフェインの過剰摂取では、めまい・心拍数の増加・不安・震え・不眠などが指摘されている。
- 夜に飲むブレンドでは、ベースをチャノキのお茶にせず、ハーブだけで組み立てる方法がある。
ひっかけ
- ほうじ茶は焙じてもカフェインが失われたり増えたりせず、せん茶と同じ値が示されている。
- 各国の数値は「国が定めた上限」ではなく目安であり、日本には上限が設定されていない。
- 烏龍茶は半発酵だからといってカフェインが減るわけではなく、焙じることもカフェインが減る理由にならない。
- お茶ブレンドを勧めるときに効能を断定する言い方は避け、妊娠中や薬を飲んでいる方にはカフェインや相性に触れて伝える。
ほかのページ
この論点の問題は、アプリで解けます
「ハーバリスト」は、ハーブ検定1級・2級の対策アプリです。論点テキストはアプリの中の「論点で学ぶ」でも無料で読めて、各論点の問題を解いて理解を確かめられます。
関連ページ
→ 論点テキストの目次
← ハーブ検定の基本(日程・受験料・合格ライン・対象ハーブ)
→ ハーブ図鑑(学名・科名・使用部位の早見表)
→ ハーブ検定1級・2級の練習問題
作り方について
この読み物は、アプリ「ハーバリスト」の収録問題の設問・正しい記述・解説をもとに、アプリ製薬が論点ごとに整理したものです。公式の文章の転載ではありません。 問題文・選択肢は載せていません。